ゲームシナリオの制作・プロデュース、スクリプトの制作・システムデザイン
スクリプトの特長
 スクリプターはゲームの組み立て役。
セリフ表示や、フラグ(パラメータ)の操作、マップ間の接続処理など、各担当チームで制作されたプログラムやデータを素材として、実際に統合しゲームの形に組み立てる。
これがスクリプト制作の中心作業。
この作業は近年のスマートフォンやiPad等の情報端末向けのデジタル書籍などにも応用できるでしょう。

多くの場合、この作業により仕上がった状態がユーザーの目に触れ、耳に届くことになります。
つまりスクリプトの仕上がりが作品のクオリティを直接左右すると言っても過言ではありません。
 スクリプト制作システムはカスタムメイド。
ほとんどのプロジェクトでは、スクリプト制作システムは、開発中のソフトに固有の機能・仕様となります。
そのため、様々なシステムに対応できるセンスを要求されます。
 スクリプトは未開拓の職種。
実際にはスクリプトは未開拓の職種であり、専門職種として確立されていません。

そこで従来、プランナーやプログラマーが片手間に行なったり、学生のアルバイトや新人社員研修代わりとしても扱われることが多いのです。
 スクリプト制作の魅力。
一般的には認知度の低い職種であり、業界内での地位も高くはないスクリプト制作。
では、この仕事に魅力はないのか? というと、そうではないと考えられます。

この仕事の魅力は、何といっても自分の手元でゲームが形作られることにつきます。
ユーザーに届くゲームの最終形態は、まさにスクリプターの手元でつむぎ出されるのです。
 理想のスクリプター像。
よいスクリプトを組むため、スタッフに求められる資質とは何か?
それは「演技センス」である。
これが今までの経験から弊社の出した結論です。

近年のスクリプト制作では、2D/3Dを問わずキャラクターの操演が非常に大きなウエイトを占めています。これを上手に組むためには、スクリプター自身に俳優的な演技センスが必要なのです。

カメラアングルや全体の演出方針はディレクターが決め、グラフィックデザイナーは美しい背景や気の利いた小物を作ります。
しかし、キャラクターの演技が未熟では、最終的なクオリティは激減します。

また同時に、データ管理といった、きわめてデジタル的な思考も要求されます。

このアンビバレンツな資質をバランスよく備える人材こそ、我々の考える理想のスクリプター像です。
 

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