シナリオはある意味、プログラムやグラフィックなど各パートで作られる素材の大もとの設計図の一つともいうべきものです。
シナリオ進行や演出を表現するために各種の素材は制作されていきます。
そこに無理があっては、スクリプトでの統合作業の段階で苦労するのは確実です。

スクリプトでは表現できない演出がシナリオ中にどのくらいあるか、それはプログラムの特殊処理を作るほどの意味がある演出なのか、別の解決策はないのか、などシナリオ段階で計算しておく必要があるのです。

我々は、ゲーム開発の入口であるシナリオと、出口であるスクリプトを統合して取り扱うべきと考え、スクリプト化を前提にバランスを計算したシナリオ制作を常に考えています。